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<オフィス市況>JLL 東京Aグレードオフィス市況空室率は2.7%賃料は横ばい

2017.06.12 17:39

 JLL(東京都千代田区)は8日、2017年5月末時点の東京Aグレードの空室率及び賃料を発表した。空室率は2・7%、前月比0・1ポイント上昇、前年比0・2ポイント低下。丸の内エリアで発生した二次空室が大手町の新築ビルや品川の館内増床にて吸収された需要を相殺したという。また、賃料(共益費込)は月額坪当たり3万6449円で前月比横ばい、前年比1・6%の上昇となった。ただし、一部サブマーケットにおいては供給が限定的であることに加えて、2018年の新規供給の成約率が上昇していることから賃料には上昇圧力が加えられているという。
 東京Aグレードビルの定義は都心5区、延床面積3万㎡以上、基準階面積1000㎡以上、地上20階以上、1990年以降に竣工した新耐震基準適合物件。




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