週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
パナソニックグループ デジタルサイネージの実験を都内2カ所で実施
2019.01.21 12:12
パナソニック(大阪府門真市)とパナソニック システムソリューションズジャパン(東京都中央区)、東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)と東電タウンプランニング(東京都目黒区)は、15日より配電地上機器を活用したデジタルサイネージで、民間企業・団体などの商業広告配信の実証実験を東京都港区田町と東京都渋谷区で開始した。歩道上の配電地上機器を活用したデジタルサイネージによる商業広告配信は国内初の取り組みとなる。
実験のうち、田町地区は東京都港区の協力を得て、2018年4月よりJR「田町」駅前で実施しているストリートサイネージを用いた情報配信サービス実証実験の一環で行う。これまで配信してきた区政情報や広報動画に、地元の民間企業・団体などの商業広告を加えることで、同サービスの運用費創出効果を検証する。渋谷では、渋谷区役所新庁舎の開庁に合わせ、「渋谷」駅から新庁舎へ向かう歩道上にストリートサイネージをを4台設置し、渋谷区の区政情報やプロモーション動画、また災害発生時に必要な情報を配信・表示する。商業施設が林立する人の往来が多い通りにおいて、同機器による情報発信サービスの有効性や滞留性の評価および配信システムの検証を行う。
同社によると、田町では3月末まで、渋谷では12月末まで実験が行われるとしている