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不動産投資指南書を出版 ビルオーナーがノウハウを伝授

2019.01.21 14:10

 千代田区神田錦町に「弦本ビル」を所有する弦本卓也氏が21日、『超ど素人がはじめる不動産投資』を翔泳社(東京都新宿区)より出版した。
 同氏は不動産メディア大手企業に勤務する現役サラリーマン。その一方で副業も積極的に展開し、起業家や不動産オーナーとしての顔も持っている。「弦本ビル」の購入は2015年だが、それ以前にもいくつかの物件の購入と売却を経験している。
 不動産投資未経験者を読者として想定したもので、弦本氏は「頭金200万円から開始できる初心者に向けて書きました」と話す。
 「人生100年時代」の到来が見込まれるなかで、資産運用はポイントになっている。低金利政策が長期にわたるなかで、「貯蓄から投資へ」の流れは定着しつつある。
 弦本氏は「不動産投資は様々な投資のなかでも魅力的」だと強調する。それでも一定の知識とノウハウは必要。今回の書籍では購入する不動産会社や物件の選び方、ローンや管理、リフォームまで、弦本氏の実践も交えながらイラスト付きで解説している。
 昨年「かぼちゃの馬車」事件が発覚して以降、金融機関が個人向けのローン融資を控えているとも言われる。弦本氏は「物件選びや購入後の運用方法、ビジョンをはっきりさせることで、そのような失敗を起こす可能性は低く、金融機関にとっても安心して融資することができる」と指摘する。
 出版同日の21日には「弦本ビル」で「出版記念イベント」も開催する。こちらについては追って詳報する。




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