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新日鉄興和不動産 暮らし・住まいの研究所設立

2017.06.05 11:35

単身世帯向けの商品開発に生かす
 新日鉄興和不動産(東京都港区)は先月31日、単身世帯のライフスタイル・価値観・未来像をあらゆる視点から考察し具現化して提案する暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB(プラス・ワンライフ・ラボ)」を設立したと発表。あわせて調査・研究結果の発表や考察を通じた新たな暮らし・住まいの提案の場として専用ウェブサイトを開設した。 
 近年、少子高齢化に加え、非婚化・晩婚化・晩産化・離婚率の上昇、また働き方の変化や価値観の多様化、首都圏への人口流入によって単身世帯が増加。首都圏に絞った推移をみても1980年以降顕著になっており、2010年は1995年の約1・5倍の655万5000世帯まで増加、2035年には総世帯数の約4割を占める726万4000世帯に増加すると推計されている。
 こうした中、同社は2003年より首都圏でコンパクトマンションの開発に乗り出し、2006年には都市型スマートレジデンス「リビオレゾン」シリーズの展開を開始。これまでに「リビオレゾン」シリーズは首都圏・関西で23棟1073戸を供給し、都市での住まいを望む顧客のニーズを捉えた商品の供給とノウハウの蓄積を行ってきた。同社によると「『リビオレゾン』シリーズを除く2LDK・3LDKが中心の物件においても単身世帯の購入が増加しており、単身世帯のニーズの幅の広さが窺える。購入者属性は性別、年齢層とも多岐にわたり今後の住宅供給においては、この幅広いニーズを汲み取る必要があると考えている。社会的背景と併せ、今後の『単身世帯の増加』及び『暮らしの多様化』を見据え、今以上に幅広い層の居住ニーズに対応していくことが重要であると認識し、今般のラボ設立に至った」としている。
 ラボの主な活動は、幅広い世代の単身世帯の研究・調査を行い、単身世帯のライフスタイル・価値観・将来像を紐解くこと。活動内容や研究結果を専用サイトで随時発信しながら今後の商品企画に反映しながら事業を展開していくという。




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