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飛島建設/E&CS/フルタイムシステム 非常食の循環システム付き宅配ロッカーを開発
2017.05.29 12:51
飛島建設(東京都港区)、E&CS(東京都港区)、フルタイムシステム(東京都千代田区)、パルシステム東京(東京都新宿区)の4社は今年5月に業務提携を行い、非常食の循環システム付き宅配ロッカー「イーパルシステム」を共同開発したことを19日に発表した。
同製品はこれまでの宅配ボックスの機能に防災機能を加え、さらに日常食として非常食を販売することにより循環させ、非常時はこの食料を自動開放により提供するもの。
宅配ロッカーの普及と再配達の削減により宅配便の利便性を高めることに加え、非常食の無駄を省き防災ニーズをあわせて解決することができる宅配防災ロッカーだ。
宅配ボックスは費用の負担の問題から企業内設置は普及が進んでいない。同製品は非常食の自動販売としての活用と循環システムによる廃棄処分費用削減によってトータルコストを低下させ、宅配ボックスの購入費用を補い集合住宅や企業での導入を容易にしている。
加えて、非常食を人の目に触れる場所に設置し日常食として自動販売する循環システムを構築することによって、期限切れ処分の削減が可能とされている。