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ヒューリック 京都市「元立誠小学校跡地活用」基本協定締結
2017.05.22 17:34
ヒューリック(東京都中央区)が竹中工務店(大阪市中央区)、古瀬組(京都市下京区)と共に契約候補事業者に選定された「元立誠小学校跡地活用」について15日に京都市と基本協定を締結したことを発表した。今後、京都市と地域住民、同社グループの三者による事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を行っていく。また、開発スケジュールは京都市のほか、地域、関係機関と協議のうえ決定していくことになるが、2020年の竣工を目指す。
同事業は京都市所有の元立誠小学校跡地を民間事業者が定期借地し、市指定施設(自治会活動スペース、屋外オープンスペース、文化事業スペース等)を含む民間提案施設を建設・運営するPPP事業。計画地は高瀬川や桜並木等の自然にも恵まれ、史跡も数多く残る。高瀬川からの景観に配慮し、貴重な近代建築である既存校舎と調和したデザインの建物を「文化が集まり、出会いが生まれ、多様なにぎわいが地域に広がる複合施設」として整備する予定。1階は自治会活動スペースや文化事業スペース、商業施設とし、上層階はヒューリックが展開する「(仮称)ザ・ゲートホテル立誠京都」を運営する予定。