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三菱地所 常盤橋街区再開発プロジェクト 第1弾D棟新築工事着工

2017.04.24 16:21

 三菱地所(東京都千代田区)は今月17日、JR「東京」駅日本橋口前に位置する常盤橋街区において開発を進める「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」のD棟の地鎮祭を執り行った。D棟の新築工事は4月末に着工し、竣工は2021年12月末を予定する。
 同プロジェクトはJR「東京」駅周辺で最大規模となる3・1haの敷地内に、10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビル開発を進める。街区北側に位置するD棟は同プロジェクトの第1弾で、地下及び低層階に下水ポンプ所を新設する計画。これは都心の重要インフラとして1964年に「日本ビル」の地下に合築して設けられた「東京都下水道局銭瓶町ポンプ所」に替わるものであり、今後の更新も見据え別棟化したうえで機能更新を図る。竣工後は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に東京都下水道局の事務所となる予定。館内空調は下水熱を利用した空調システムを採用し、環境負荷の低減を目指す。また2階テラス及び屋上部は緑化し、区道104号線を挟んで再整備される「常盤橋公園」と一体的な緑の賑わいを作り出す計画である。
 今後同プロジェクトは、2018年1月に高さ200m超のA棟の新築工事着工、2023年に高さ約390mのB棟の新築工事着工をそれぞれ予定し、2027年には街区全体竣工を計画する。




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