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<ホテル開発最前線>大和リゾート 大阪・京都・名古屋で5ホテルを新規開業
2017.04.17 17:10
大和ハウスグループの大和リゾート(東京都江東区)は、2018年4月から大阪市・京都市・名古屋市の3都市においてシティホテル1施設、ビジネス系ホテル4施設、合計5施設を新規開業する。
大和リゾートでは1973年の設立より、リゾートホテルを中心に28施設の運営を行っているが、経営基盤の更なる強化や多様な需要の変化、特にインバウンド需要の増加に対応して既存リゾートホテルとのシナジー効果を期待し、都市部におけるホテル開発を実施。新規に開発するホテルはこれまでの都市型ホテルと異なり、リゾートホテルの運営ノウハウを生かした新たなスタイルとなる。
シティホテルは来年6月、JR「京都」駅八条口から徒歩3分の位置に開業。京都の立地特性を生かし、日本の伝統的な和のテイストを取り入れたデザインが特徴である。最上階に設けられる「クラブラウンジ」では専用カウンターでのコンシェルジュサービス及びチェックイン・チェックアウト、朝食・ドリンク類の無料提供などが受けられ、他のホテルとの差別化を図る。また、ビジネス系ホテルは大阪市内の福島・東天満、名古屋市内の納屋橋・伏見に開業。ビジネスだけではなくレジャー目的でも利用者がくつろげるよう、あえて「ビジネス系ホテル」という位置づけを行っている。都会にありながらもリゾート感あふれるホテルを目指しており、ホテルごとの個性を世界のリゾート地や街に求め、居ながらにして世界を感じることのできるデザインコンセプトが採用される。