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リビタ 清澄白河にリノベーションホテル 

2017.04.17 17:17

都内最大規模の「川床」でコミュニティ創出を目指す
 リビタ(東京都渋谷区)が開発を進めていたリノベーションホテル「LYURO東京清澄―THE SHARE HOTELS」が14日に開業を迎えた。サンプラス(堺市堺区)が保有する築28年のオフィスビルをホテルへ改修。隅田川沿いというリバービューを生かし「水辺ならではの時の過ごし方」を提案する。最大の特長は2階部分に開設されたオープンスペース「かわてらす」。隅田川に面した幅44mものデッキを設置。周辺住民やワーカー、クリエーター等との交流・体験の場として機能する。
 開業に先立ち、11日に開催された記者説明会で、リビタの代表取締役を務める都村智史氏は「当社が展開する『シェアホテルズ』として2号店にあたる。地域の中で活用されていない遊休不動産、『コト消費』という観光客のニーズを組み合わせたのがシェアホテルズを開発するに至った背景だ。異業種・異文化・多世代といった異なるものが同じ場所で混ざり合うことで新しい化学反応が生まれてくるのではないか。ともに新しい価値を生み出す場としてホテルが機能すればと考えている」と説明した。
 客室はドミトリータイプ30ベッド(定員1名)、個室タイプ4種23室(定員2~4名)で収容人数は102名。リバービューの個室は18室あり、川を臨むバスルームが設置されている。夜にはライトアップされた清洲橋とスカイツリーを眺めながら入浴できる。また「かわてらす」につながる2階部分にはバーベキューレストランとクラフトビールのブルワリーが開業する。




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