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広島県庁敷地内に商業施設 駐車場跡地に3店舗と芝生広場など整備

2025.01.20 12:02

 NTT都市開発(東京都千代田区)、NTTアーバンバリューサポート(東京都港区)、デイ・ナイト(東京都千代田区)、日本駐車場開発(大阪市北区)、アマノマネジメントサービス(横浜市港北区)で構成する「MOTOMACHI CONNECT」は、広島県広島市中区基町の広島県庁舎敷地内で進めている「広島県庁舎敷地有効活用事業」の出店テナントが決定し、3月27日に商業施設を開業させると発表した。東京発のベーカリー、コーヒー専門店、コンビニエンスストアが出店する。
 「広島県庁舎敷地有効活用事業」は県庁敷地内の駐車場跡地などを活用して新たな拠点を創出するもので、カフェやレストランなどが入る木造平屋建物2棟の商業施設と芝生広場を整備。敷地内を通り抜ける歩道を設け、近接する繁華街へのアクセス性も高める。既存の「県庁の森」や中庭などの緑地帯も生かし、来庁者が一息つけるような場所にする。
 広島市中心部では大規模開発が続いており、県庁の敷地も活用すべきという声が挙がっていたことから整備事業がスタートした。駐車場跡地を民間事業者に貸し出し、商業施設や芝生広場などを整備するのは全国的にも珍しいという。




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