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松下電工　避難システムで消防庁長官賞受賞

1997.12.01 16:35

　松下電工（今井清輔社長）では、今年5月オープンの大阪・長堀地下街（クリスタ長堀）に納入した、業界初の「音と光による避難誘導システム」およびこれと連動する自動火災報知設備が、優良傷病設備として評価され、施主である大阪長堀開発、設計担当の大建設計とともに、このほど消防庁長官賞を受賞した。
　クリスタ長堀は店舗が並ぶ730mの地下道と3層の近く駐車場からなり、5つの地下鉄駅に直結した大阪屈指の一大交通拠点。
　音と光による避難誘導システムには、地下街において災害時に視覚障害者や高齢者を含む不特定多数の人を安全に避難させることを目的に設置されたもの。自動火災報知設備と連動して、床埋め込みの光点滅走行器具、天井設置の誘導スピーカー、最終避難口の点滅型誘導音付誘導灯が、煙の中でも威力を発揮する。