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イトーキ ファーストリンクジャパン設立 文書管理システムの各種サービスを提供 米国ベンチャー企業と合弁会社設立

1997.11.21 17:11

 イトーキ(東京都中央区、伊藤七郎社長)では、12月15日、米国のファーストリンク・インターナショナル社(コロラド州デンバー、バーバラ・エリオット社長)と合弁会社を設立する。
 合弁会社は、ファーストリンク ジャパン(東京都中央区銀座)。同社では、文書管理システムを構築するためのコンサルティングをはじめ、既存文書のデジタル交換サービス、文書管理システム用のソフトウェア販売等、総合的なサービスを提供する。
 ファーストリンクジャパンの代表取締役社長には、現イトーキFLJ設立準備室長の森信義氏が、取締役会長には、現ファーストリンク・インターナショナル社長のバーバラ・エリオット氏が、それぞれ就任する。資本金は、3000万円。出資比率は、イトーキ、ファーストリンク・インターナショナル社が、50%ずつ出資する。また、新会社設立と同時に、米国のTCI-インテッセラ社(ドナルド・トーランド社長)と提携し、同社会社のソフトウェア「VueFinder(ビューファインダー)」の、日本語版の国内販売にも着手する。
 イトーキが、今回合弁会社を設立したのは、日本におけるコンピュータの高度利用による文書管理システムサービスをより注力する為。同社では、40年にわたる独自のファイリングシステムの研究やコンサルタントのノウハウを利用し、5年間で30億円規模の売上を見込んでいる。




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