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独自技術の開拓に注力 ビルのステンレスの錆防止策にフッ素系のコーティング材活用

1997.11.21 17:19

 大都サービスセンター(東京都足立区)では、ビルのステンレスの錆対策として、フッ素系のコーティング材を活用している。
 同社は都内全域を対象に事業を展開するビルメンテナンス会社。下請け中心だが、大手とできるだけ対等関係を結ぶために独自技術の開拓に注力してきた。
 「ステンレスは錆びないものという認識が一般的ですが、実際は違います。従来の手法は単にハンドバッドで錆の部分をこするだけでしたが、これだとこすった部分が浮き出ってしまい、外観上見苦しい。そこでコーティング技術を採用したのです。コストは平米当たり10円程でしょうか」(寺田雅弘社長)
 同社ではこのほか、ホームビルダー育成事業を展開するバックス(東京都港区)と提携し”UVカットビジネス”にも着手、下請け同士の連携に力を入れて行く方針だ。




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