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塗材トップのエスケー化研 低汚染・超耐久型塗料で美観維持 CG技術で施工前のプレゼンも
1997.11.01 17:40
建築仕上塗材シェアトップのエスケー化研(大阪府茨木市)では、独自の技術を駆使し、全国的営業を図っている。
特徴としては、まず同社が独自に開発した”低汚染型塗料”を採用している点があげられる。
「素材にフッ素、シリコン、ウレタンを使用したものに分類されますが、特にフッ素とシリコンにいたっては超耐久型塗料として美観維持に効果的です」(塩崎恒一東京営業所長)
またCG技術を駆使し実際に建物を塗り替える前の段階で、施工後のイメージが確認できるので施工前のプレゼンテーションが可能となる。
加えて、社内にカラーコーディネーターを抱えているため、色彩的な説明を的確にできるのも同社の売りとなっている。
すでに1万件を超える実績をもつ。「全国の公立小中学校の50%で採用されている」(塩崎所長)というように官庁関連に強いほか、住宅のリフォーム関係の事例が多い。「ビル関連では都庁の完成と合わせ外装塗装を施した京王プラザ等あるがまだ事例は少ない」(塩崎所長)。昨今のリニューアル機運の高まりに期待をかけているようだ。