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住友商事が東京本社を平成13年春に晴海一丁目に移転へ 千代田区一ツ橋の4か所オフィス総合
1997.10.01 12:20
住友商事では、平成13年を目途に、東京都千代田区一ツ橋の東京本社を移転する事になった。現在、同社の東京本社機能は、一ツ橋界隈の4つのビルに分散しており、これらのオフィスを統合して、中央区晴海に建設中のオフィスビルに移転する。
住友商事(東京本社・東京都千代田区)では、2001年の春を目途に、千代田区神田一ツ橋に分散する東京オフィスを統合、その大半を中央区晴海一丁目に建設中のオフィスビルに移転させる事になった。
同社が移転する物件は、住友商事も参画する、晴海一丁目地区市街地再開発組合が開発しているオフィス棟。晴海一丁目再開発地区(通称トリトンスクエア)では、敷地面積約8万4000平米の敷地に、オフィス4棟の他、住宅(分譲住宅)、ホール棟など7棟などが建設される。大規模再開発事業だ。
このオフィス棟の内、Y棟が、住友商事が移転するオフィス物件で、地上39階・地下4階、延床面積約3万4000坪強の高層タワーだ。このビルは、住友商事が地権者として、第一生命、大林組、住宅・都市整備公団などと共同開発しているビルの一つ。同社ではこのビルを約1017億円で取得し、3階から13階から除くフロアを区分所有する。
住友商事では、「4つのビルに分散している機能を1つのビルに統合する事で、会議室や応接室などの共用施設が集約出来、ゆとりある勤務スペースが実現され、またコスト削減にも役立つ」としている。
その為、住友商事では、同ビルが竣工する平成13年春を目途に、現オフィスを集約し、移転を図る。現在のところ、移転を予定しているのは、以下のビルの各部門。「竹橋ビル」の管理協力、機電・メディア事業本部などの3部門。「錦町ビル」の非鉄化燃部門。「栗田ビル」は、生活物資、消費流通事業部門。そして「如水ビル」の鉄鋼部門などが、移転されるものだ。