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バイナル 新型床暖房システム ビル導入にも尽力
1997.09.21 12:44
バイナルヒーテックス(埼玉県草加市)では、面状発熱体「ヒーテックス」をパネルに組み込んだ画期的な電気式床暖房システムを開発、テナントビルへの普及に力を入れている。
今までの電気式床暖房はニクロム線を使用し、70~80度の高温で線管部分を暖めるという方式で、そのランニングコストの高さがネックとなっていた。
それに対し同社が考案したのが耐熱布に電極電導線を織り込む方法。面全体を暖める方法のため低温で済み従来と比べて約40%程コストを落とすことができた。
さらに遠赤外線を放射する事で体の芯まで温めるという機能を実現した。
同システムの導入は今までどちらかというと戸建て等住宅が中心だったが、今後はテナントビルにも注目付加価値としての活用を促していく方針だ。
「社長室や休憩室の足元での使用などを提案していきます。定価は平米当たり4万円程です」(須藤善郎社長
とのことだ。