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CRE 「ロジスクエア京田辺B」着工 隣接物件との合計延床は24万㎡超

2025.02.10 17:27

 シーアールイー(東京都港区)は、京都府京田辺市で大型マルチテナント型物流施設「ロジスクエア京田辺B」を着工した。竣工は、2026年8月末を予定している。
 開発地は京都府京田辺市大住池島。工場や倉庫が立地する大住工業団地の隣接地に位置する。
 同施設は、敷地面積3万9867・27㎡、延床面積9万498・32㎡、鉄骨造地上4階建てのマルチテナント型物流施設。隣接地では今月竣工予定の「ロジスクエア京田辺A」を建設中で、2棟の合計延床面積は約24万㎡超となり同社の関西エリア最大のプロジェクトとなる。
 2~3階には大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1~3階に備える。トラックバースを建物内中央車路両側に設けることにより計162台の大型車が同時接車可能。さらに、トラック待機場には22台が待機できる。
 倉庫部分の外壁には金属断熱サンドイッチパネルを採用。3~4階部分には荷物用エレベーター(4・1t)を計8基設置。床荷重は1・5t/㎡、有効高さは1~3階で6m、4階で5・5m以上を確保する計画。テナント区画は最小で約1300坪からの利用が可能となっており、最大12テナントの入居を予定している。
 将来への対応としては、1~4階を通した各階停止可能な荷物用エレベーターの追加や事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場を確保するなど、入居テナントの将来ニーズを想定した構造としている。
 アメニティとして、4階には2カ所の休憩室を設ける。また、「ロジスクエア京田辺A」の敷地内の共用棟を利用することにより、従業員およびドライバー専用の売店、休憩室の利用も可能。
 環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、「BELS」、「ZEB」、「CASBEE-建築(新築)」の認証を取得予定。太陽光発電システムの導入も予定し、発電した自然エネルギーを自家消費する計画としている。




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