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ダイキン工業 オゾン層破壊の無い冷媒採用 現行機種より約15%価格高に
1997.07.21 14:21
ダイキン工業(大阪市北区)は、ビル用マルチエアコンでは初めて、フロン新代替物質を冷媒に採用した新機種「新冷媒シリーズ」を98年1月から順次発売する。自社開発したオゾン層破壊係数ゼロの「HFC407」を冷媒に使っている。
室外ユニットは、容量が14~28キロワットの4機種を用意、価格は120万~199万円。室内ユニットは取り付け方式や容量により、9タイプ、67機種を設定する。
新冷媒や冷凍機油の変更、技術開発により、室内外セットベースで、現行機種より価格が約15%アップする。
同社のでは、環境保護の必要性が高まっていることから、開発を急いでいたもので、ビル用マルチエアコンを皮切りに、2003年をめどにパッケージエアコンの全機種を新冷媒に切り替える方針だ。