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横浜・みなとみらい21地区に建設 26階建て延床面積約1万1千坪 オリックスが複合型ビルの運営へ
1997.07.01 15:13
オリックス(東京都港区・宮内義彦社長)では、横浜市の「みなとみらい21地区」(MM21)に於て、ホテル・店舗併設の複合型オフィスビルを建設する。
同ビルは、JR桜木町駅前に地上26階、地下2階(延床面積約1万1200坪)規模で計画が進められているもので、平成10年3月に着工、平成12年9月の竣工を予定している。
建設予定地は、日本国有鉄道清算事業団が、建物提案方式により入札を実施したもので、オリックスとオリックス声明が、共同で落札した。
計画では、26階建ての内、9階から25階が藤田観光(松澤正芳社長)が、同社直営のワシントンホテルを開業。また、1階から4階迄は、ホテルのロビーとレストラン、物販などの商業スペースとして活用される。そして、5階から7階がオフィスエリアとして、事務所フロアとなる。
同ビルが建設される、みなとみらい21地区(MM21)は、大型ホテルを始め、大型複合ビルの、クイーンズタワーA棟からC棟までの3棟などが竣工。ビジネス地区としても、急速に変貌を遂げている場所だ。
また、同社の複合型ビルは、MM21地区の玄関口に当たるところに位置し、ビル建設後には、同ビルとJR桜木町駅は、ペデストリアンデッキ(空中歩道)で結ばれる予定。その為、桜木町駅とは、ダイレクトでアクセスが臨める事になる。
さらに、駅前の公共スペースには、緑を配した中庭型の広場が建設される予定。それに伴い、乗降隣接地には、ロビーギャラリーが設けられるなど、新しい情報文化を発信する拠点としても期待されている。