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アタラシ コスト削減提案事業に本格的に進出 営業品目を増やし、生活環境事業部を強化

1997.07.01 15:14

 総合建設業のアタラシ(大阪市)は、ビルやマンション、ホテル、店舗などを対象にエネルギーコスト削減を提案する「ESCO(エナジー・サービス・カンパニー)事業」に本格的に進出する。
 自社で施工した物件の更新時などに、断熱塗料や赤水対策システムなどを合わせて省エネ提案をしていく予定だ。
 ESCOは、欧米で行われている省エネサービスの提案事業。顧客や当該物件のエネルギー使用状況を分析し、コスト削減方法を提案するもの。
 同社では、平成6年から照明省システムや節水システムなどを扱う「生活環境事業部」を発足させている。
 同部の省エネ提案事業が好評なのを受け、冷凍冷蔵ショーケース用省エネシステム、断熱・防錆塗装、水質改善、動力バッテリー延命装置など、取扱い営業品目を増やす予定だ。
 「当社で扱う省コスト製品は、自社開発のものではなく、あらゆるメーカーの製品をテストし、最も効果の高いと判断したメーカーのものを扱っています」と新健一社長は話している。




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