週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

トータルセイビング 電線地中化地域の電気事故を防止 建物内部配電盤に設置し損害を最小限に

1997.06.21 14:43

 トータルセイビング(東京都千代田区)は、電線の地中引き込み時の電気事故を防ぐシステム「高圧交流ガス開閉器」の販売・施工を行っている。同システムは戸上電気製作所(佐賀県)が開発したもの。
 電力を供給する電線の地中引き込み化は、首都圏都心部や地方都市で普及している。地下に電線が通っているわけだが、雷や漏電、自然劣化などの理由で、建物内部の配電線にトラブルがあった場合、その建物と配電線がつながっている周囲の建物にも波及し、停電となる可能性が高い。これを防ぐシステムが「高圧交流ガス開閉器」だ。近年のOA化でコンピュータを活用する企業が増加するにつれて、配電線の波及事故による損害の可能性が高くなっている。同システムは、建物に通常配置されている高圧キャビネットに取りつけるだけでその能力を発揮する仕組みだ。




週刊不動産経営編集部  YouTube