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NTTファシリティーズ・移動通信網がビル建設 22階建・延床面積約1600坪 MM21街区に於いて、通信用タワーも併設

1997.06.01 10:57

 エヌ・ティ・ティファシリティーズ(本社東京都港区・田中順三社長)とエヌ・ティ・ティ移動通信網(本社東京都港区・大星公二社長)では、横浜のみなとみらい21地区、41街区において、マルチメディア・インテリジェントビルをコンセプトに、マルチメディア時代のシンボルタワーとなる「横浜MMタワー(仮称)」の建設に着手する運びとなった。
 敷地面積、約6518平米には、エヌ・ティ・ティファシリティーズ、エヌ・ティ・ティ移動通信網の両社共同によるオフィスビルが建設される。また同時にエヌ・ティ・ティ移動通信網による通信タワーも併設されるもの。
 共同ビルは、地下1階、地上22階建て。延べ床面積は約5万2350平米。建物の高さは約105メートルを予定している。
 併設される通信タワーの地上よりの高さは約252メートル。通信用の高さは約148メートルとなる。
 予定では、共同ビルは、両者のオフィス施設として(自社グループを含む)使用。NTT及び、NTT関連企業を中核とするテナントビルとして利用される。
 また、付加設備としては、低層部にギャラリー、イベントスペース、さらに文化広報施設(多目的ホール・電気通信情報展示室)等を設置。さらに業務サービス窓口、飲食、喫茶、コンビニエンスストア等も完備させ、街の賑わい性、回遊性にとんだつくりになる。
 一方、計画される通信タワーには、横浜市の防災行政無線のネットワーク用の、通信関係諸室並びにアンテナ3基を搭載。災害対策にも対応出来るものとなる。
 工事は、平成9年5月よりスタートしており、平成11年4月に完成する予定。




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