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MH磁化学研究所 軟水用磁気式赤水防止システム 三菱地所の東京ビルでも導入に
1997.06.01 11:05
MH磁化学研究所(東京都港区)では、配管設備の赤錆防止対策として、磁気処理装置「MH磁力流体装置」を販売している。
磁気式システムは、欧米諸国で発達し、日本に導入されるようになったが、欧米の硬水の性質に合わせて作られたため、日本において、充分な効果を上げることが困難だった。同社のこのシステムは、日本独特の腐食傾向の高い軟水に対応出来るよう開発したものだ。
配管更新や管洗浄に比べ、イニシャルコストが安価で、工期も短い。また、電源やフィルターなど消耗品類は必要としない機構なので、ランニングコストも必要ない。使用されている磁石は、17万時間(約19.5年)で、0.18%の減磁率であるため、一度設置すると、その効果は半永久的に持続する。
三菱地所の東京ビルヂングや宮内庁書陵部西書庫など、実績は多い。