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イナバインターナショナル 自社ブランドの家具販売を強化へ 中小企業対策にオフィスレイアウトも

1997.06.01 11:06

 イナバインターナショナル(東京都渋谷区)では、11年前から大手オフィス家具メーカー向けのOEM供給メーカーとして展開してきた。しかし、近年の流通破壊により、生産のみでは市場拡大が難しくなってきたことから、自社ブランドの販売に注力し、強化することになった。
 同社は自社ブランド展開は後発であるため、大手メーカーによって独占されている大手企業市場を営業対象とするのではなく、10人から20人規模の中小企業を得意先としている。昨年度で145%アップの売上げとなった。
 「中小規模オフィスに対するレイアウト提案方法は、CADによって3次元に立ち上げたあと、デスクや椅子に配色してわかりやすくしている」(取締役営業部長・中熊克彦氏)。
 同社では、こういったサービスが中小企業に支持され、業績が延びていると言う。
 レイアウトの受注件数は、95年度は124件、96年度には168件とアップ率は大きい。




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