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東急がベトナムでオフィスビル賃貸事業に参入 オフィスビル「ザ・ネクサス」全面開業

2025.02.24 11:58

 東急(東京都渋谷区)は、ベトナム・ホーチミン市の中心部で、現地ディベロッパーのR.C. REAL ESTATE DEVELOPMENT AND FINANCE CORPORATIONと共同で事業推進してきたオフィスビル「The Nexus(ザ・ネクサス)」を全面開業した。2023年11月に竣工し、2024年1月2日から入居を開始していた。東急のベトナム事業で初のオフィスビル賃貸事業となる。
 立地はホーチミン市の中心部である1区内。ホーチミン都市鉄道1号線「バソン」駅から徒歩3分に位置する。周辺エリアは昨年12月に開業した同線や新都市エリアと接続する橋などが整備された交通結節点にあたり、オフィス、商業施設、ホテルなどが集積している。
 同ビルは、延床面積約4万2800㎡、貸床面積約3万1000㎡、地上35階地下5階。サイゴン川を望む2~35階のオフィスのほか、1階にはロビーにカフェ、広場「Nexus Square」に面したレストラン、19階にはフィットネスジムを設ける。
 テナントには、IT企業や世界的銀行グループ、金融企業のほか、三菱UFJ銀行やキーエンスベトナムなどの日系企業も入居している。
 環境対策としては、ベトナムのオフィスビルで初めて「WELL Core」認証を取得。エネルギー管理などにも取り組み、「LEED Gold」、「EDGE」認証も取得した。




週刊不動産経営編集部  YouTube