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寺岡精工 事業用ゴミ処理コスト削減 計量データ管理システム開発
1997.02.21 16:51
計量器メーカーの寺岡精工(東京都品川区)では、事業用ごみ処理業務を円滑に行う「計量データ管理システム」を開発、販売している。
これはパソコンにハカリを接続することにより、毎月出る事業用ゴミの量を正確に計測し、企業の経費削減の一助とするもの。
昨年より東京都をはじめ、横浜市など全国各地で事業用ゴミの有料化が実施されている。そのため今後、各企業ではゴミの削減はもちろん、その処理業務の効率化によるコスト削減が課題となることは間違いない。
このシステムは、各ゴミ袋にあらかじめ管理用バーコードを貼付し、これを読み込むとともに、スケールで計算することで、月次集計などのデータを管理する。こうすることでゴミ処理業務に関する「人、モノ、時間」を大幅に削減することができるという。
同社ではすでに、昨年開業した新宿駅東口「タカシマヤタイムズスクエア」に納入しており、経費を2~3割削減させる事に成功しているという。