週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

阪急阪神不動産 シンガポールに2件目の物流施設

2025.03.03 11:09

「BCAグリーンマーク2021」プラチナ認証と5つのバッジを取得
 阪急阪神不動産(大阪市北区)は、シンガポール現地デベロッパーのBoustead Projects Limited、三井物産(東京都千代田区)の現地子会社であるMBK Real Estate Asia Pte. Ltd.(シンガポール)とともにシンガポール・トゥアス地区で開発を進めていた物流倉庫「36 Tuas Road」を竣工させた。阪急阪神不動産の同国での2件目の物流倉庫案件となる。
 立地はシンガポールとマレーシアの連絡橋である「トゥアス・セカンド・リンク」から約6kmの場所に位置する。また、世界最大級の港として開発が進められているトゥアス港から約15km、官庁・企業・商業施設などが集中するCBDから約25kmに所在する。
 同施設は敷地面積約2万9900㎡、賃貸面積約5万6700㎡、地上5階建て。倉庫部分は全フロア22~26℃の定温倉庫で、温度の影響を受けやすい消費財や製品の取扱が可能。
 環境対策としては高断熱の外壁仕様をはじめ、高効率な換気システム・空調設備、太陽光発電システムなどを採用。シンガポールのグリーンビルディング認証「BCAグリーンマーク2021」の最高ランクであるプラチナ認証と5つの「サステナビリティセクション」でそれぞれバッジを取得した。5つ全てのバッジ取得は、同国の物流倉庫では初めてとなる。




週刊不動産経営編集部  YouTube