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三菱樹脂 受水槽などでISO9001取得 品質管理体制強化や信頼性向上に特化
1997.01.21 13:55
プラスチック総合メーカー大手 三菱樹脂(東京都千代田区 宮部義一社長)ではこのほど、「受水槽・高置水槽(ヒシタンク)」「冷却塔(ヒシクーリングタワー)」「可動間仕切(ダイアパーテーション)の3製品において、日本品質保証機構の審査に合格。こうした製品では国内で初めてのケースで、国際品質保証規格「ISO9001」の認証を取得した。
この認証を受ける際の対象範囲は、製品の開発・設計・製造・出荷・現地組立・検査など多岐にわたる全ての工程に及び、主な審査対象としては、品質システム、設計管理、工程管理、検査・試験付帯サービスなど20項目となっている。
今回、同社がこの認証を受けた大きな狙いは、PL法への対応や、信頼感ある品質管理体制の強化、管理技術の明確化による業務の効率化、管理技術によるミスの低減化などが挙げられる。同社ではこれにより、顧客満足度を高め、高品質商品の安定供給体制を向上させていく方針だ。