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TKアートス ビルのトータルサービス一貫を目指し 鉄建建設がビルメンテ市場参入
1997.01.21 13:56
鉄建建設(東京都千代田区)は昨年12月25日、ビルメンテナンス会社アートス(東京都新宿区)に6割の資本参加をし、ビルメンテナンス業界に進出した。
社名はテッケンを略し合名させたTKアートスに変更。鉄建建設より役員を派遣し、関連子会社の位置付けとなる。
建設業界は、バブル崩壊後低迷を続けており、各社ともにリニューアル市場に注力度が増している。同社はリニューアル部門のアフターリフォーム部を昭和58年に設立。現在総建築数の3~4%を占めている。既存ストックに対し、新築、メンテナンス、リニューアルという一貫したサービスを充実させるため、この度の業界進出となった。
当初の営業エリアは首都圏とし、順次範囲を広げていく方針。また、同社のストック物件だけでなく個人所有のビルなどの管理も積極的に取り組む意向。
旧アートスは三菱地所の関連会社。年商は2億数千万円。買収の話は同社の社長側から、打診があったという。