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平井工業 アルミダイガスト製OAフロア販売 計量コンパクトでフロア荷重は9kg

1997.01.01 15:37

 同社ではアルミダイガスト製OAフロア「AL/OA YUKA~246YH」を販売、施工している。この製品は、1個あたり165mm×165mm×50mmの置き敷きタイプのもので床下40mmの配線空間を創出する。耐免震キャットブーツを足に取り付けることで、様々なタイプのオフィスに対応が可能。また素材にアルミを使用しているため、フロアへの加重は平米9kgと、従来の製品の3分の1以下。実際施工する場合は、10平米分ずつ台車で搬入していくため、少人数での施工が可能だ。1平米あたり36枚使用し、施工費は3万円から。
 同社では、この製品の販売、施工を昨年より本格的に開始、これまでに新宿NSビル28階の1フロア(約220平米)などに施工実績があるという。
 同社は昭和38年創業。現在のコンピュータ時代初期から電算機総合設備システムの設計、施工を行ってきた。オフィスのLAN構築などの急激なOA化が進む中、同社では、30年以上にも及び培ってきた、ノウハウをもとに、こうしたアルミタイプのフロアシステムを開発した。この製品は、自社康応で生産、施工を行うため、工程が簡素化されており、いつでも対応することが可能だ。
 「当社は、30年以上に渡って電算機システムの設計、施工を行ってきました。今後は、これまで積み重ねたノウハウをもとに、低コスト、高品質の製品の提供を心掛けていきます」(平井靖一社長)。




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