週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
野村不動産 シアトルで住宅開発に参画 総戸数796戸のエリア最大級プロジェクト
2025.03.17 11:13
野村不動産(東京都新宿区)は12日、米国ワシントン州シアトル市で住宅を開発するプロジェクトに参画すると発表した。
プロジェクトは野村不動産のほか、日本からは京阪神ビルディング(大阪市中央区)と近鉄不動産(大阪市天王寺区)が参画。米国ハワイ州を本拠地とする不動産会社・MacNaughton inc.を通じて賃貸集合住宅を開発する。全体竣工は2028年度を予定している。
計画地はシアトル中心部から地下鉄で10分の場所に位置する。ワシントン大学に近接し、大型ショッピングモールに隣接する。IT関連企業の一大集積地であるベルビュー地区へも車で約15分と、希少かつ利便性に優れた立地。
計画は地上7地下1階が2棟、地上8階地下1階が1棟の合計3棟で構成され、敷地面積は約1万6000㎡、合計賃貸床面積は約5万6000㎡、総戸数796戸。
敷地内にはプール、フィットネスジム、クラブルーム、シネマ、ドッグスパなど多様な施設を備える計画で、野村不動産では「シアトル全域の他大規模物件と比較してもアメニティの充実度はトップクラスとなる予定」としている。
今回のプロジェクトは野村不動産が参画する米国不動産事業の4案件目で、シアトル市において過去最大級の戸数かつ同社の米国事業においても最大戸数となる。野村不動産では、本物件への参画を通じ、幅広いテナントニーズに対応する高品質な住宅を提供するとともに、当社の米国事業の拡大につなげていくとしている。