週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
日鉄興和不動産 「BIZCORE西新橋」竣工

2025.03.17 11:35
西新橋に6駅8路線利用可能な中規模オフィスビル 共用部に多様な働き方を支える機能を導入
日鉄興和不動産(東京都港区)は、東京都港区西新橋で中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE西新橋」を竣工した。
立地は東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅から徒歩6分、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅から徒歩6分、都営三田線「御成門」駅から徒歩7分、都営三田線「内幸町」駅から徒歩9分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅から徒歩9分、JR線・都営浅草線「新橋」駅から徒歩11分と、6駅8路線が利用可能な場所に位置する。
同ビルは敷地面積840・87㎡、延床面積4387・20㎡、鉄骨造地上13階建て。
オフィスは約110坪の無柱空間でフレキシブルなプランニングが可能。天井は天井高2800mmで、地震時の落下防止のためブレースを設置している。東面にはガラスカーテンウォールを設置。オフィス内にはリフレッシュ空間としてオープンパントリーを設ける。女性用トイレには、パーソナルボックスやフィッティングボードを設置。
1階にはテナント専用ラウンジを用意。従業員のリラックス空間や打ち合わせ等に利用可能。またWEB会議や、一人で集中して作業を行いたいときに利用できる1人用のワークブースを用意。
11階にはセットアップオフィスを導入。デスクワークエリアの他、従業員のコミュニケーションを活性化させるマグネットエリアやリフレッシュエリア、集中スペースとしてソロワークエリアを設けるなど、多様な働き方に対応したレイアウト設計としている。
エントランスホールは、模様が特徴的なタイルで構成された壁面と、天井をアクセントとしている。
基準階のエレベーターホールは、折上げ天井やダウンライトで構成されている。
屋上庭園はガラス手すりを採用し開放的な空間。Wi-Fi環境や電源設備を備え、ワーカーのランチタイムや気分転換に利用できる。またパントリーを設置しパーティー等の利用も可能。
BCP対策としては、建築基準法で必要な強度の1・25倍以上の耐力を確保するほか、ビル内に計3日分の水・食料・簡易トイレ等の備品を完備した入居者専用災害用備蓄品倉庫を用意。また災害時本線からの電力供給が寸断された場合には、ビル内非常用電源でテナント貸室内に15VA/㎡、最大24時間の電力供給を行う。
環境対策としては「ZEB Ready」を取得したほか、「BELS」の最高ランク5つ星と「CASBEE」のAランクを取得予定。