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日本土地建物 「ラティス青山スクエア」竣工
2017.03.06 14:52
人々のつながりや賑わいを創出する南青山の「ゲート」
日本土地建物(東京都千代田区)は「(仮称)南青山一丁目プロジェクト」の名称を「ラティス青山スクエア」に決定し1月31日に竣工したと発表した。
「ラティス青山スクエア」は東京都有地との敷地共同化により推進したもので、高品質なオフィス空間とオープンイノベーションオフィスの2つの機能を融合させたオフィスビル。
同ビルは従前建物「ラティス青山」が担っていたクリエイターやデザイナー、アーティストが交流する拠点という特徴を引き継ぎ、南青山エリアの文化集積や情報発信の拠点として期待されている。
都市開発事業部副課長の有村亮氏は「主な特長としては『ガラスカーテンウォールから構成される開放的なオフィス空間』です。南青山のブランド性を意識して、ガラスの素材感を最大限に活かし、上質な外観を創り上げました。3~9階のオフィスフロアは四面採光による開放的なオフィス環境を実現しています。ガラスカーテンウォールによる開放感と断熱性能を両立する為、外装にはダブルスキンや電動ブラインドを採用しています。また、インナーサッシの一部を開放し、室内に自然風を取り込むこともできます」と話す。
それ以外にも安全性を確保する充実したBCP支援機能を備えるとともに、基準階255坪の開放的な無柱空間にすることで機能性のある先進的なオフィス空間を作り上げた。
「ほかにも『南青山のゲート』として『青山一丁目』駅から南青山エリアへ向かう人の流れを引き込む2層吹き抜けの貫通通路も設置しました。単なる通路ではなく、カフェ、オフィスエントランス、ラウンジ等に囲まれたにぎわいスペースです」(有村氏)
現在、多くのフロアの入居が決まっており、業種としてはアパレル系やIT系の企業が入る予定。また、クリエーターコミュニティを創出するオープンイノベーションオフィス「SENQ青山」を2階にオープンし、新たな交流拠点としてビジネスの繋がりを支援する。
有村氏は「『SENQ青山』を中心にクリエイターを含めた様々な業態の方が交流し、情報を発信していく場所にしていきたいです。そのために当社でも入居者の皆様を全面的にバックアップできるように運営していきたいと思います」と熱弁した。