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住友不動産 「(仮称)麹町四丁目計画」着工
2017.03.06 14:58
旧耐震基準ビルと木造住宅2棟を建替え
住友不動産(東京都新宿区)は先月27日、東京都千代田区麹町で開発を進めている「(仮称)麹町四丁目計画」において建物本体工事に着手したことを発表した。建物規模は地上10階地下1階、延床面積1万3487・21㎡、竣工は平成30年4月末を予定。
徒歩1分にある「麹町」駅をはじめ、「半蔵門」駅、「四ツ谷」駅、「永田町」駅が徒歩圏内にあり、4駅6路線が利用可能。東京都が沿道建築物の耐震化促進を図っている特定緊急輸送道路に指定された新宿通り(国道20号線)沿いに位置している。開発前に存在していた旧耐震ビル4棟と木造住宅2棟の計6棟の複数ビル建替え再開発。
新宿通りに面する外観の外周部を斜めの面で額縁のようにし、その内側の中心部を通りに平行にダブルスキンのガラスカーテンウォールとすることで、林立するビル群の中で様々な表情を映し出すファサードデザインが特長。また免震構造を採用し、万が一の事故や災害に備え、三重のバックアップで停電リスクを回避。2回線受電方式、送電停止時に中圧ガスを使い最低10日間以上発電可能、ガス供給停止の場合は非常用発電機で72時間電力供給が可能。またEV自動仮復旧システムの採用や地下1階に防災備蓄倉庫を設けるなど、BCP対応に優れた最新設備でテナントの事業継続を支援する。