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松竹 創業地における建替えに着手

2017.02.13 13:29

 松竹(東京都中央区)は7日、京都市中京区新京極通にて推進中の建替え計画において、来年秋を開業目標としてホテル・商業の複合ビル新築工事に着手することを発表した。
 この計画は松竹創業の地であり、「阪井座」という芝居小屋があった敷地で行われる。明治28年に白井松次郎・大谷竹次郎兄弟の竹次郎が「阪井座」の興行主となったことをもって松竹の創業としており、「阪井座」はその後「歌舞伎座」と名をあらためて改築され、さらに昭和45年に映画館(京都松竹第三ビル)として建替えられてきた。この旧建物の解体工事が昨年12月をもって完了したため、この春より新築工事に着手する。
 新築計画においては建物名称を「京都松竹阪井座ビル」とし、創業地の建物として歴史を継承する。建物規模は地上9階建て、施設構成としては1階が店舗(テナント)、2階~9階はホテルを予定しており、阪急京都線「河原町」駅より徒歩1分という立地を生かした計画となっている。




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