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朝日新聞社 4月17日に大阪・中の下「フェスティバルタワー」開業へ

2017.01.30 11:42

国内トップクラスの設備を有する複合施設に
 朝日新聞社(東京都中央区)は25日、竹中工務店(大阪市中央区)、朝日ビルディング(大阪市北区)とともに大阪市北区の中之島地区で開発を進めてきた超高層ツインタワーの概要を発表。4月17日に「フェスティバルシティ」として街開きする。先に完成・開業した「中之島フェスティバルタワー」(東棟)に続き、建設中の「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」(西棟)が3月末に完成を予定。
 街開きとともに西棟の全17店舗が開業、東棟の店舗と合わせて計49店舗が集まる中之島最大の商業施設「フェスティバルプラザ」は全面開業となる。また西棟では企業・事務所がオフィスフロアに順次入居していくほか、ヒルトン・ワールドワイド(米国)の最高級ホテル「コンラッド大阪」が今夏に開業、香雪美術館(神戸市東灘区)の分館「中之島香雪美術館」が来春にオープンする。
 ユニークで独特な景観をつくり出す東西両棟とも、国内トップクラスの耐震性、河川水を利用した地域冷暖房やLED照明をはじめとする優れた省エネ機能を持ち、非常用発電機による72時間電気供給や十分な備蓄倉庫など関西トップクラスのBCP(事業継続計画)、防災・減災に対応している。両棟あわせて1万2000人が働く「フェスティバルシティ」は音楽の殿堂「フェスティバルホール」、コンラッド大阪、中之島香雪美術館、多目的ホール「中之島会館」、「フェスティバルプラザ」を備える経済・文化の一大拠点となり、新たなランドマークの誕生となりそうだ。
 中之島は堂島川と土佐堀川に挟まれており、フェスティバルホールをはじめ、国立国際美術館、大阪国際会議場、大阪大学中之島センターなど文化芸術・ビジネス・学術が集まる「水都・大阪のシンボルアイランド」といわれている。それを踏まえ、開発コンセプトに「華やぎのある大人の街」を据える。そして今回のシティ誕生に合わせ開発コンセプトを具体化する更なるステージとして「CREATIVE(クリエーティブ)が生まれる『まち』」を新たに掲げる。
 朝日新聞社常務取締役・大阪本社代表の後藤尚雄氏は「単に新しいランドマークにとどまらず、心も豊かになるような憩いの場所として創造性あふれる情報を発信し、大阪の魅力づくりに地域とともに取り組んでいきます」とコメントを発表。新年度とともに大阪・中之島の風景に新たな彩りが加わる。




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