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スペースマーケット 遊休スペース紹介制度をスタート
2018.09.18 11:56
空きスペースを時間単位で貸し借りできるプラットフォームを運営するスペースマーケット(東京都新宿区)は、今月から遊休スペース紹介制度として「スペース登録パートナープログラム」をスタートした。
スペースマーケットは、遊休スペースの貸し借りのマッチングプラットフォームとして2014年にサービスを開始。現在、イベントスペースや会議室、撮影スタジオなどをはじめ、お寺、映画館、廃墟ビルなどの約1万件のスペースが利用可能となっている。魅力的なスペースが多いほど、沢山の人に「価値のある体験・時間」を提供することができる一方で、活用できていない多くの遊休スペースにも資産的価値を生み出す。
例えば、使用されていない時間・部屋がある住宅、このままだと空き家になってしまう古民家、民泊をやめて活用に困っている住宅、使っていない時間が多いセミナールームや会議室等が該当する。しかし実際は、当事者(スペースを所有している人)本人が遊休資産の可能性に気づかないケースも多く見られる。
そこで同社は、全国の遊休スペースを全国のパートナーに掘り起こしてもらい、スペースを借りる人(ゲスト)、貸し出す人(ホスト)の双方にとってメリットになるサービスをスタートする。
また遊休スペースに限らず、「このスペースを借りられたら嬉しい」、「ここを貸し切ってこんなことをしてみたい」というような、顧客のニーズを実現するきっかけとなることも期待している。