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「ロジクロス名古屋笠寺」竣工
2019.02.12 18:18
三菱地所(東京都千代田区)が愛知県名古屋市南区で開発を進めていた「ロジクロス名古屋笠寺」が1月31日に竣工し、2月4日に竣工式を行った。地上4階建・延床面積約8万600㎡のマルチテナント型物流施設で、「ロジクロス」シリーズとして中部エリア初進出となる。
立地はJR東海道線「笠寺」駅から徒歩8分、名鉄常滑線「大江」駅から徒歩15分で雇用確保にも良好な環境。さらに国道1号、同23号、同247号といった主要一般道のほか名古屋高速3号大高線、同4号東海線へのアクセスにも優れ、名古屋市内、中部エリアの物流拠点として高いポテンシャルを有する。
貸し床は小割を含め柔軟に対応可能。ランプウェイで各階倉庫区画へ接車できるほか、1㎡あたりの床荷重は1・5t。梁下天井有効高は5・5m以上、柱スパン10m以上の空間を確保した。
1階には商談スペースとしても利用できる休憩室を2カ所設け、照明は全館LED対応。非常用発電機の設置や従業員用の防災備蓄倉庫などBCPサポート機能も備える。さらに津波避難ビルの指定も受ける予定。
三菱地所では今後も年間2~4件の開発用地取得を目指すとともに、積極的に高機能な物流施設の開発に取り組み国内物流網のさらなる発展・効率性の向上を実現し、優良な社会インフラの向上に貢献するとしている。