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スタートライン 障がい者向けサテライトオフィス相模原市に9拠点目をOPEN
2019.02.25 18:11
障がい者雇用支援コンサルティングを行うスタートライン(東京都三鷹市)は、3月1日に「障がい者向けサテライトオフィスサービス」の9拠点目を、神奈川県相模原市にオープンする。
近年障がい者雇用の促進とその対策が急務とされるなか、雇用する企業側の課題として「就労後の定着が難しい」という課題があった。環境の整備や障がい者をサポートする体制づくりなども含め、障がい者雇用が難しい原因のひとつとされている。
スタートラインが提供するサテライトオフィスサービスは完全バリアフリーで、あらゆる種別の障がい者でも安心・快適に勤務できる設備を整える。またいつでも相談できる障がい者雇用支援のプロが常駐しており、一人ひとりに合わせた支援計画のもと、定期的な面談・カウンセリングを通して、障がい者の業務における戦力化を支援する。
雇用する企業に対してはこれまでに培った雇用支援のノウハウを用い、障がい者雇用における「準備」、「採用」、「定着と戦力化」の各段階すべてをサポートする。企業が自社業務のために障がい者を安定的に雇用することを可能にし、就労後1年の定着率は80%強と平均より高い数字を実現。100社以上企業と約500名の障がい者にサービスを提供している。またテレワークを活用した障がい者雇用創出の仕組みが評価され、日本テレワーク協会主催「第18回テレワーク推進賞」にて「優秀賞」も受賞している。
こうした実績に加え、現在利用中の企業からの拡張の要望や新規の企業からの利用申し込みが増加したことから9つ目の拠点「相模原第2センター」をオープンすることとなった。
同社はこれからも「関わるすべての人に働く喜びを」の企業理念から、より多くの障がい者が輝ける仕事の選択肢を広げ、日本の障がい者雇用の発展に寄与していきたいとしている。