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ヒトカラメディア 居抜きで移転した事業者とのトークセッション

2016.12.12 16:59

魅力的な家具で物件の差別化に
 居抜き移転サポートサービスを行っているヒトカラメディア(東京都渋谷区)は先月28日に自社オフィスにて居抜き、オフィス移転のノウハウや事例を紹介する「スイッチオフィスセミナー」を開催した。
 セミナーでは実際に同社のサービスにより居抜きでのオフィス移転を行い、移転費用を大幅に抑える事に成功したクラウド労務ソフト「SmartHR」を運営しているIT企業のクフ(東京都港区)代表の宮田昇始氏とヒトカラメディア事業推進部リーダー日比野亮二氏によるトークセッション形式で行われた。
 日比野氏は居抜きについて「居抜き物件は入居者については室内造作、退去者にとっては原状回復のコスト削減が大きなメリットです。オーナーにとっては居抜き物件の供給数が少ないため、差別化につながります」と語った。
 宮田氏は「入居テナントの目線からは、築古であっても居抜き物件は内覧したくなります。特に体力が少ないベンチャーやスタートアップ企業ならば造作の必要がなく、オシャレな内装が残されている居抜き物件は非常に魅力的です。物件数と比較すると、入居者の需要もあるので、オーナーは募集を検討してみるのもいいのではないでしょうか」と話す。
 セミナーには現在オフィスを探しているベンチャー企業やオフィス内装を手掛けている業者が集まり、情報交換が盛んに行われた。




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