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オプナス 所有のICカードがカギになる 安価で管理が簡単な「PittLock compact」

2016.12.12 17:04

オプナス(東京都千代田区)は、後付けタイプのIC錠「PittLock compact(ピットロック コンパクト)」を販売している。
 「ピットロック コンパクト」は、一般的なオフィス用錠前や商業施設などに入居する店舗用錠前に寸法を合わせた後付けタイプのIC錠で、通勤時に使用するICカードや社員証などを使用してオフィス扉の解錠が可能である。用途に応じて、「ビジターモード」と「メンバーモード」の切り替えができ、手持ちのICカードでその都度、一度だけ鍵の開け閉めを行う場合は「ビジターモード」、特定の期間利用する場合は「メンバーモード」と用途に応じた変更が可能。主な活用事例では、温浴施設、ゴルフ場、スポーツジムなど不特定多数の人が利用する施設には「ビジターモード」。オフィスや教育施設などには「メンバーモード」を導入する。
 また「ピットロック コンパクト」はユーザーの登録・追加・削除が手軽にでき、ICカードを所有していなくても鍵穴が取り付けられているので、緊急時にはキータイプの鍵を使用して解錠ができる。ユーザーの登録枚数は約500枚までとなっている。
 販売管理本部の樽本翔氏は「当製品はスマートロックや他社の電子錠と比較し、設置・取り付けに掛かるコストが少額で済みます。電源は外部電源、あるいは単3乾電池を4本使用するだけなので、コストもかからない点が魅力です」と語る。鋼製扉、木製扉(別売りの取り付けアダプターが必要)にも設置できるため、昨今の多様なオフィスデザインにも対応可能であり、初期費用を抑えつつビル・オフィスのセキュリティ向上に繋がる。




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