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三菱地所 FinTech拠点「FINOLAB」来年2月1日に大手町ビルへ拡張移転

2016.10.24 14:04

 三菱地所(東京都千代田区)は、電通(東京都港区)と電通国際情報サービス(東京都港区)と協業で運営する日本初のFinTech拠点「The FinTech Center of Tokyo, FINOLAB(フィノラボ)」を「大手町ビル」に拡張移転し、来年2月1日にリニューアルオープンすることを発表した。今後は、リニューアルに伴い企業会員プログラムを刷新し、FinTechエコシステムの更なる発展に向けオープンイノベーションを推進する予定である。
 FINOLABは今年2月に「東京銀行協会ビル」の14階に開設。以来約8カ月間で国内外有数のスタートアップ35社と協賛企業3社が参画し、急成長を遂げてFINOLABを卒業する企業を輩出する一方、新たに参画する企業も増加。その様な背景もあってか「大手町ビル」では650坪(現状は275坪)に拡張し、新たな施策としてスタートアップとの提携を見据えた大手企業向けプロジェクトルームを用意するなど、参画企業とスタートアップの連携による新たな金融サービスの創出を計画する。
 また、みずほフィナンシャルグループ(東京都千代田区)がFINOLAB内にラボ施設の設置を決定し、今後提供予定のFinTechスタートアップや参画企業と密に連携して新しい金融サービスの創出に取り組むことも発表した。
 更にリニューアルオープン後のFINOLABでは、オフィス内あるいは周辺の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町・常盤橋地区)においてスタートアップによる革新的な技術やサービスを参画企業や来訪者が体感できる場を創出していく計画だ。その第1弾として、独自の生体認証技術を用いた決済・認証サービスで注目されるLiquid(東京都文京区)と協業し、FINOLAB内の全ての扉に同社が提供する「指紋認証セキュリティーシステム」を導入する予定である。今後は、第2弾、第3段と実施する予定である。

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