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日本エスコン 「レ・ジェイド世田谷砧」1階にカフェオープン
2016.10.03 11:19
立地・価格に次ぐキーワードは「高級感」
古くからの高級住宅街として知られる世田谷区。小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅から徒歩15分、「成城学園前」駅からバスで8分・下車徒歩1分の場所に竣工したマンション「レ・ジェイド世田谷砧」。同物件を開発した日本エスコン(東京都千代田区)は先月28日、1階部分に入るカフェダイニング「Cafe Apartment 183」のレセプションセレモニーを開催した。
「レ・ジェイド世田谷砧」は全25戸の分譲マンションで、世田谷というブランドに加えて、ホテルを思わせるような内観、また最寄り駅からは徒歩15分ほどだが、周辺に商店街があるなど生活圏としての利便性が高く、人気を集めている。
今回の「Cafe Apartment 183」は事業主の日本エスコングループが運営する。7時~23時まで営業しており、入居者以外でも利用することが可能だ。
入居者に対するコンシェルジュ機能を併せ持っているカフェとマンションが一体化している新しい形のカフェダイニングとなっている。店内から住居へ出入りが可能であり、住戸へのルームサービス、テイクアウトや住戸キーでのキャッシュレス決済といった様々なサービスを提供している。
今回のセレモニーで挨拶した日本エスコン代表取締役社長の伊藤貴俊氏はセレモニーの冒頭、「当社はライフデベロッパーという理念のもと、居住者の目線に立った住みやすさや心地よさなど、暮らしを提案する物件の開発を行っています。今回の『Cafe Apartment 183』は地域住民とマンションの居住者のコミュニティの場所を形成する目的のもと、カフェとマンションを融合することによって新しい付加価値を提供しました。今後もこのような開発を手掛けていきながら、居住者が満足できる環境づくりに注力していきます」と今後の開発への意気込みを語った。
同物件の販売担当者によると30代~40代の女性層に人気が高いという。立地、価格メリットもあるが、サービス面における魅力も光る。またルーフバルコニーを利用することもでき、昼間は自由に出入り可能で、夜は予約制。周辺は高層物件もほとんどなく、見晴らしが良ければ新宿方面の景色を楽しむこともできる。
ライフデベロッパー・日本エスコンの新境地がここに現れた。