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ライナフ Pepperの顔認証機能を使用した鍵の開閉システムを開発
2016.09.12 16:28
スマートロックの開発を行うライナフ(東京都千代田区)は、世界初のPepperを活用した鍵の開閉システムを開発した。
従来のスマートロックを活用した開閉方法は、アプリを使用しての開閉、遠隔開閉、電話開閉などである。今回は新たにPepperの顔認証機能を使用した鍵の開閉を開発。Pepperを使用することで会話をしながら、自宅の鍵やオフィスの鍵、またその他の施設の鍵と接続して開閉が可能となる。更に、事前に利用者の顔を登録することでアポイントの時間になると鍵の開閉ができるといったサービスも実現可能だ。
またシニア向けの見守りサービスとしても応用が可能である。Pepperと簡単なコミュニケーションを取りながら鍵の開閉を行うことができ、開閉が一定時間なければ事前に登録をしていた関係者や家族に連絡がいくといったサービスとしても使用できる。
代表取締役の滝沢潔氏は「開ける・閉めるだけの単純なものであった鍵が、様々なものと連動することで無限の可能性を秘めたIoT製品として生まれ変わります。今後もスマートロック事業の様々な展開に向けて注力します」と語る。