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住友不動産 合同防災訓練を実施 飯田橋で地元町会・消防・警察と連携
2019.03.18 14:27
住友不動産(東京都新宿区)は、東京防災隣組認定団体でもある後楽町会とともに、防災意識の共有と啓蒙を図るべく「住友不動産飯田橋ファーストタワー」及び仲通りにて今月6日に合同防災訓練を行った。
当日は、小石川消防署と富坂警察署の協力もあり、後楽町会と同地域内の同社オフィスビル7棟(総延床面積約11万2000㎡、テナント数54社、在館人員約9000人)、住宅253戸(居住者約630人)、店舗17軒から総勢約1500人と多くの人が参加した。
東日本大震災より8年となり首都直下型地震発生も危惧される中、震度6強の直下型地震とそれに伴う火災発生を想定した避難訓練に加え、小石川消防署と地域の消防団は放水演習を実施。富坂警察署は「住友不動産飯田橋ファーストタワー」東側公道の仲通りにて、災害発生時に緊急車両の通行障害となる放置車両を、人力のみで移動させる防災実技演習を行った。
参加したテナント企業や地域住民らは起震車、煙ハウス、まちかど防災訓練車、応急救護演習など様々な訓練を体験するとともに、「後楽町会婦人会」による豚汁の炊き出しも行われた。同社は、合同防災訓練を重ねていくことで、地域住民とより強固な共助の体制を構築し、今後も更なる安全安心で災害に強い街づくりに寄与していく考えである。