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ダイビル 5年間で400億の海外投資 豪・中心部でオフィスビル開発に着手
2018.08.20 18:26
ダイビル(大阪市北区)は、2018年度を初年度とする中期経営計画において「海外事業の推進(ベトナム事業拡大、豪州他への展開)」を重点施策の1つに掲げ、5年間で1200億円(うち海外投資が400億円)の投資を計画している。その一環として、豪州で第一号案件となる、シドニー中心地区におけるオフィスビル開発プロジェクトの取得に関する契約を、豪州のゼネコン大手であるジョン・ホランド・グループ(以下、JHG)との間で締結した。このプロジェクトは、ダイビルがJHGから土地を取得し、当該区画におけるオフィスビル開発業務をJHGに委託するというスキームが採用される。
計画建物の規模は地上15階地下3階建て、敷地面積は626㎡、貸床面積は7274㎡。豪州最大の都市であるシドニーのCBD(中心業務地区)において、その中心を南北に走る幹線道路に面し、CBD内の主要駅にも隣接する優れた立地となっている。近年シドニーCBDではライトレールが建設中で、エリア内での再開発や地下鉄新線の建設など、主に西側エリアを中心にインフラ整備や再開発が進められており、計画建物の立地の優位性は将来的にさらに高まるものと見込まれる。