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不動産テック企業、豪州へ進出
2019.03.25 14:46
公正証書偽造などを防止するシステムを開発
建設テック、不動産テックのZWEISPACE JAPAN(東京都千代田区)は、既に取得済みの不動産ブロックチェーンの特許の権利化を海外でも進めており、オーストラリアでの事業化を決定。現地事業パートナーを募り始める。同社は世界で最初に不動産ブロックチェーンの特許を取得し、同社の不動産テックアプリとともに、日本において不動産ブロックチェーンの実運用と改良を進めてきた。今回は初の本格的な海外での運用にむけて、現地パートナーと事業構築に向かう。
現在同社は米国、シンガポールの拠点のほか、マレーシアのパートナーとの協業をすすめているが、オーストラリアでも不動産ブロックチェーン関連を中心に同社のもつ不動産テックアプリ群の事業化を進める。大手企業も被害にあったされる地面師などによる不正取引などについても、公正証書の偽造など、通常の記録だけでは解決できない中、同社の取得済み特許にはIoT情報をブロックチェーンに書き込む仕組みも。備えており、完備こうした不動産取引に内在する未解決の問題についても、独自の技術により包括的な解決策を提供できるようになっている。従来の国の登記システムで登録できる情報に加えて、測量図や建物図面なども即時に記録可能なことから、既に世界でも最先端の登記システムとなっている。同社では不動産業界をITの先端業界に導き、世界の不動産業界をリードしていくとしている。