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物流施設「CPD松戸Ⅱ」稼働
2019.04.09 11:25
新築1万6000㎡を1棟貸し 「豌豆(ワンドウ)」のロジセンターに
東急不動産(東京都港区)、三菱UFJリース(東京都千代田区)、センターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区、CPD)の3社共同出資で開発がすすめられていた物流施設「CPD松戸2.」が竣工し、3月18日に竣工式を行った。
中国向け日本商品ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラ(東京都港区)の物流拠点「インアゴーラ ロジスティクスセンター」として4月1日より稼動した。
建物はCPDがアセットマネジメント業務を受託し、3社共同出資で設立した松戸2ロジスティクス合同会社が建築主。3社による共同開発としては「CPD松戸1.」に続く2拠点目となる。
所在地は千葉県松戸市稔台、延床面積1万6053㎡で、3月15日に竣工。都心部から20km圏内に位置し、東京外環自動車道「松戸」ICから約4km、同「三郷南」ICから約6km、主要幹線道路である国道6号へのアクセスにも優れる。また住宅地に近接し、新京成線「みのり台」駅から徒歩圏内(約1km)で、JR常磐線「松戸」駅およびJR武蔵野線「東松戸」駅からのバス通勤も可能という労働力確保にも優れた立地。工業専用地域のため24時間操業が可能で、都心への配送拠点および広域物流拠点としての立地優位性も有している。
建物は地上4階建てで1階にトラックバースを配置。外壁にはサンドイッチパネルを採用し、断熱性と耐久性に美しさが加わった。床荷重は1階が2・5t/㎡、空中階は1・5t/㎡、柱スパンは11m×10m、梁下天井有効高は5・5m、全館LED照明を採用。荷物用エレベーターと垂直搬送機を各2基ずつ計4台設置し、上下搬送の効率化も実現した。