週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

オカムラのインテリアウォールシステム 家具の組み込みや移設が可能

2019.04.15 12:31

 オカムラ(横浜市西区)は今月から、家具の組み込みや移設が可能なパネル組み立て式のインテリアウォールシステム「PROSSIMO(プロッシモ)」を発売。同時に「PROSSIMO」のBIMモデルを同社ウェブサイト上に公開する計画だ。
 「プロッシモ」は天井や壁の凹凸で奥行き感を生み出し、家具がフィットするスマートなワークプレイスをつくる、移設も可能な新型間仕切。組み立て式のパネルで構成され、サイズモジュールの設定が可能。ソファを組み込めるブースタイプの「ミーティングブースセット」、吸音パネルで反響や音漏れを防ぎテーブルなどを組み込める「集中ブースセット」や「フォンブースセット」などのセットパターンも用意する。自由に組み合わせることで企業イメージや空間イメージに合わせた設計が可能。同社はセットパターン以外の多様な組み合わせにも対応する構えだ。現場では組み立て施工のみで、レイアウト変更の際には解体して移設も可能。パーツを無駄にせず長く使用できるうえ、様々なデザインや音環境に対応する。
 パネルは多彩な表面材をラインアップした。カラーパネルに加え、木目パネル、吸音パネル、ガラスやルーバータイプの機能性パネルも取り揃えた。デザインにこだわる空間に対応し、生産性や創造力向上などの効果にも寄与する。プレーンな壁面に仕上げれば、好みの壁紙やグラフィックを貼るなどのカスタム対応も可能だ。また発売と同時に「プロッシモ」のBIMモデルをオカムラウェブサイト上に公開(会員登録制)。需要の高まるシェアオフィスの新設や共有スペースの改装において、イメージの視認性と情報共有のスピードが向上でき、設計時間の短縮化に貢献する。
 ちなみに同社は初年度の販売目標を2億円と設定する。




週刊不動産経営編集部  YouTube