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新日鉄興和不動産 中規模ハイグレードオフィス「BIZCORE」シリーズを始動

2016.08.22 17:01

 新日鉄興和不動産(東京都港区)は2日、新たに展開する中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの第1弾となる「BIZCORE神保町」を着工した。竣工は来年11月を予定している。
 「BIZCORE」とは企業活動(BIZ=Business)に資する本質(コア、Core)を追求したオフィスを提供したい、という事業理念を表したブランド名称。メーンターゲットとなるテナントは社員数30~40人程度の発展途上にある会社や、大丸有に本社を置く大企業のグループ企業や地方企業の支店などが想定されている。
 現在、野村不動産が手がける「PMO」やサンケイビルの「S―GATE」など、高性能中規模オフィスビルの開発が盛んに行われている。これらと競合することになるのではないかという点について、新日鉄興和不動産ビル事業本部都市再生部長・開発企画本部開発企画部長である奈良敦氏は、「マーケットの大きさに対して供給量が少なく、当面の間は競合しないと考えています」とコメントしている。
 「BIZCORE」シリーズは今回着工した神保町を皮切りに現在、赤坂、築地、渋谷エリアでの開発計画が進行中である。同社は神田、新橋、虎ノ門、赤坂といった都心の築古ビルが多く存在するエリアを重要戦略エリアとし、自社で所有・管理する大規模旗艦ビルと連携したサービスを提供することを基本戦略としている。今後年間2~3棟の開発を目指し、2020年度までに500億円規模の事業拡大を図る。




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